国内の海外留学奨学金まとめ(返還義務の無い給付型のみ)
海外大学院へ留学する学生・社会人のための奨学金をまとめておきます。基本的には返還義務のない給付型の奨学金で、日本国内の有名所に絞っています。
また、最初に注意しておきますが奨学金の募集要項は毎年変更されます。必ずご自身で各奨学金の募集要項をチェックして応募してください。
ここに書いてある情報は2018年11月11日時点のもので、それ以降には何ら信憑性を持つものではないことをここに重ね重ね記しておきます。
フルブライト奨学金
対象者:日本国籍、日本国内居住、TOEFL iBT 80点以上
授業料:全額(40,000ドルが上限)
生活費:地域によって異なる
住宅費:全額
渡航費:往復分
給付期間:原則1年(※下記備考参照)
募集人員:20名
ホームページ:https://www.fulbright.jp/scholarship/
泣く子も黙るフルブライト奨学金。海外での知名度も高く、獲得できれば海外大学院合格の決め手となりうる。ハーバードMBAやメディカルスクールなどはフルブライター達の過酷な争いが繰り広げられ、フルブライターといえども合格は保証されないとか。毎年締め切りが早い。
※奨学金の給付期間について(ウェブサイトより抜粋)
授業料、生活費等すべて含め 「上限25,000ドルまで」更新の可能性がある。更新は1年目の学業成績、財政援助の必要度などで決定するものであり、自動的に更新されることはない。
この方のブログはフルブライト奨学金の攻略に参考になると思います。
A THOUSAND MILES
村田海外留学奨学金
対象者:大学生・大学院生・准教授・講師・助教・助手・ポストドクター
授業料:支給(金額非公開)
生活費:支給(金額非公開)
渡航費:支給(金額非公開)
給付期間:大学生・大学院生は2年間、准教授・講師・助教・助手・ポストドクターは1年間
募集人員:2~4名
ホームページ:https://www.muratec.jp/ssp/
毎年、留学志望者の間で難関との噂が名高い奨学金。極めて優秀な方々が奨学生として名を連ねる。事務局は京都。
Funai Overseas Scholarship
対象者:情報科学、情報技術分野(材料、化学等の関連分野も含む)を中心に広くそれに関連した分野、あるいは、将来新産業創成に結び付くような分野(経済、経営分野を含む)において、海外の研究大学の大学院にPh.D.を取得を目指して留学する者、日本国籍を有することを条件とする。
授業料:全額支給
生活費:2500米ドル/月
渡航費:往復分
支度金:50万円
医療保険:全額支給
給付期間:原則2年間
募集人員:10名程度
ホームページ:https://www.funaifoundation.jp/scholarship/scholarship_guidelines.html
情報科学・情報技術分野に直接は関係なくても、自分が大学で研究した内容や留学先で研究する内容を上手く 情報科学 に結びつければ採用可能性がある奨学金。表現力が問われる。
伊藤国際教育交流財団日本人奨学金
対象者:ホームページ参照
授業料:年間300万円以内まで支給
生活費:月額1500USドル 〜 2000USドル相当の円貨
渡航費:往復渡航費支給(上限あり)
給付期間:2年以内
募集人員:10名程度
ホームページ:http://www.itofound.or.jp/scholarship-jp/about-the-program
毎年、募集開始が早いので多くの人が最初に応募することになるであろう奨学金。採用実績がここから見られる。2016年は倍率11.5倍、2017年、2018年は15倍。
中島記念国際交流財団海外留学奨学金
対象者:30才以下(平成24年4月1日現在)修士号・博士号取得目的 平成24年度中に留学開始
授業料:年間300万円以内(最初の2年間)
生活費:月額20万円
支度金:50万円
渡航費:往復分
給付期間:修士号取得希望者は2年間、博士号取得希望者は5年間
募集人員:10名前後
ホームページ:http://www.nakajimafound.or.jp/koubo.htm
保障が手厚く、博士号取得者にも対応した奨学金。面接に進めば倍率はほぼ2倍になる。
吉田育英会日本人派遣留学プログラム奨学金
対象者:募集要項参照
授業料:250万円以内(最初の2年間)
生活費:月額20万円
渡航費:往復分
給付期間:2年以内、博士号取得希望者は審査の上1年延長
募集人員:5名
ホームページ:https://www.ysf.or.jp/scholarship/visitor/universal/overseas.php
年内に内定が出るのでCVに書きやすい。
平和中島財団日本人留学生奨学金
対象者:日本国籍、日本国内居住、TOEFL等の点は募集要項参照
生活費:学部生月額15万円、大学院生月額20万円
渡航費:往復分
給付期間:2年以内
募集人員:15名
ホームページ:http://hnf.jp/shogaku/
本来は募集要項のサンプルを貰うためにハガキを送らないといけないのだが、実は東京大学の個人応募奨学金のページにいけばスキャンを見ることができる。
有名な奨学金は以上です。この他にもたくさんの海外留学のための奨学金があり(JASSOなど)、企業等もこっそり募集していたりするのでチェックしてみてください。
次は海外大学院出願に役立つ基礎単語でも書こうかな。
→ 海外大学院出願に必須の英単語
はじめまして。留学の情報を調べていたらこのブログにたどり着きました。
返信削除そしてわたしもつい2ヶ月前までバンクーバーに滞在していました^^!
現在は帰国して、今年の9月にアメリカのコミカレ入学目指しTOEFLを勉強しています。
奨学金の情報についてなんですが、”企業等もこっそり募集してたりする”というのはどういったところで知ることができるのでしょうか…?教えていただけたら嬉しいです。とても参考になるのでこれからもブログ拝見させていただきます!^^
初めまして^^ブログ読んで下さってありがとうございます。
削除バンクーバー過ごしやすくて良いですよね。最近は語学留学でもかなり人気になってきてるようで…。
>”企業等もこっそり募集してたりする”というのはどういったところで知ることができるのでしょうか…?
これに関してですが、企業が個別に募集している奨学金等を一覧で見る事の出来る媒体は今のところ無いと思います。企業のホームページに行くと載ってたりするぐらいで、特に宣伝していないようです。僕が海外大学院を受験した年にはKDDIが募集していたらしくて、友人に聞いてホームページをチェックした時にはすでに募集が終わっていました…。
最近では県が地元出身で留学を目指している学生を支援したりするケースもあるらしいので、地元の県庁・市役所のホームページも一度チェックしてみるといいかもしれません。
はじめまして。ブログを読ませていただき、大変勉強になりました。私は現在国外の大学院に留学しているため、応募条件を満たすことができないかもしれません。しかし、留学の夢はあきらめたくありません。きっと夢を叶えられたらと思います。素晴らしいシェアを本当にありがとうございました。
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