最近では高校を卒業してから直で海外の大学に行く事も珍しくなくなり、ますますTOEFL iBTが日本人に浸透してきたのを感じます。そこで、TOEFLの点数上げに苦しんでいる純日本人の方々のために帰国子女ではない純ジャパの僕が昨年夏に1ヶ月半で TOEFL iBT のスコアを71点→99点に上げた方法を書こうと思います。
筆者は現在108点ですが、120点満点を取られている方々のブログもネット上にはたくさんありますので、高得点を目指す方々はそういう方々のブログをご覧下さい。この記事はいわゆる英語力を上げるという目的の記事では無く、大学受験みたいに対策して点数を上げる方法について書いています。
もう一度言いますが、このやり方は真に英語力を底上げする方法ではないので気をつけて下さい。これはあくまで1回も海外に行ったことないし英語もそんなに得意じゃないけど勉強は得意!という人達のための勉強法です。
それではまずTOEFL iBTとは何ぞやという所から
TOEFL iBT
TOEFL iBTは海外大学や海外大学院を受験する際にスコアの提出を義務づけられている試験で、TOEICと違い国際的に広く採用されている試験です。
TOEFL iBTはReading, Listening, Speaking, Writingで構成され、それぞれが30点満点、合計で120点満点です。ちなみに、多くの海外大学院の平均足切りは79点。アメリカの理系トップスクールに行くならば100点前後、トップもトップに行くならば115点前後あると安心です。
受験料は235USドル(2018年7月現在のレートで26,000円ほど)、受験にはパスポートが必要です。また人気のある会場はスグに予約が埋まるので、早めに予約しましょう。
公式ホームページ: https://www.cieej.or.jp/toefl/toefl/toefl-ibt.html
受験料について: https://www.cieej.or.jp/toefl/toefl/testfee.html
Reading
Readingは日本人が最も点数を取りやすいセクションです。25点なんかで妥協せず満点を狙いましょう。
日本の大学受験を突破した方なら分かると思いますが、基本的に問題形式は固定されているのでどれだけ慣れているかが勝負です。消去法・言い過ぎの選択肢を排除・包括的ではない選択肢を排除するなどの方法に慣れていれば、問題を解くこと自体は東大入試の英語より遥かに簡単です。
普段から英語に触れてない方は時間が足りなくなるので、素早く読む方法を身に付けましょう。これは後述するWritingのセクションで挙げる参考書を読んで、英語の文章を知れば自然と出来るようになります。
またTOEFLで出やすい単語を把握することも肝要です。僕はVocabulary Buildingにはこちらの参考書を使いました。これで十分満点取れます。
加えて、これはReading, Listening, Speaking, Writingすべてのセクションに共通することなのですが、公式問題集を使いましょう。あらゆる参考書の中で一番良く出来ています。
さらに、点数を確実に上げたい人は絶対に過去問を買って練習して下さい。大学受験するなら赤本を買うのと同じです。Volume 2の方が問題の出来が良いので、Volume 2からやりましょう。
Listening
ListeningもReadingと同じく、問題形式はほとんど固定されている上に話題も限定されています。
ある程度リスニングに慣れてる人は分かると思いますが、知らない単語を聴き取ることは非常に難しいです。特に1文の中で2,3個知らない単語があると、ほとんど理解出来ません。この事態を避けるためにVocabulary Buildingをシッカリ行いましょう。まずは単語の勉強をすることでReadingも同時に点数を上げることが出来ます。
単語が整った後はパターンを把握すること。以下の参考書がリスニングの点数アップに役立つと思います。1つ目は特に普通の参考書ではカバーされていない大学の事務関係の単語等をまとめてくれている点がgood. 2つ目は問題の質が高くて良いです。
言うまでもありませんが、公式問題集の問題を何度も何度も聴き直して練習するのも忘れずに。
Speaking
まず事実を書いておくと、英語がペラペラじゃなくても、もっと言えば英語がほとんど話せないカタコトの状態でもSpeakingで22点前後は取れます。
日本の受験を突破したなら大丈夫。パターンなんてそんなに多く無いんだから汎用性の高い表現を丸暗記して、それをあらゆる敵に対して振り回す方法を覚えればいいんです。
鉄緑会の暗記例文にアクセス出来る方はそれを使うことをオススメしますが、万人にとって役立つのは以下の参考書でしょう。
このような参考書に載っている汎用性の高い短文を丸暗記するのに加え、自分でもTOEFLの公式問題集で単語を入れ替えて使い回せそうな表現を見つけたらメモしておきましょう。150個ほど短文を暗記しておくといいと思います。
また文だけでなく使い回せる短めのフレーズの暗記も忘れずに。
○○○ improves my ability to think logically.
□□□ helps me make a lot of friends.
△△△ broadens my horizon.
などなど。たとえば○○○にはMathematicsなどの科目名、□□□にはSocial Networking Serviceなど、△△△にはTraveling around the worldなどを入れることが出来ます。
家で何度も何度も口に出して練習しましょう。
Writing
Writingも暗記が肝要です。
I think ~~~. (I agree with this statement. etc...)
There are three reasons to think so.
First of all, .... For instance, ....
Second, .... Furthermore, ...
Finally, .... By contrast, ...
Therefore, ...
上のような書き方に使う表現を丸暗記しましょう。
「私はこう思う」
→「理由は3つある」
→「まず最初に、、、それはこういう具体例でサポートされる」
→「次に、、、というのも〜だからだ」
→「最後に、、、〜とは対照的に〜だ」
→「したがって、、、」などなど。
また、英語は日本語ほど接続詞の数が多様ではないので文の役割を説明する副詞を覚えましょう。
To begin with, (はじめに)
By contrast, (対照的に)
Furthermore, (さらには)
In particular, (特に)
As a result, (結果として)
など。
この文と文との構造を接続詞を使わずに示すことの出来る副詞を覚えるのに最適なwebサイトがThesaurusです。このサイトで色々な副詞を検索して覚えておきましょう。詳しい使い方は日本人は意外と知らない、英文を書く際に必ず使うwebサイトをご参照下さい。
加えて、Academic Writingに必要な単語というのは知っていても使えなかったりするので、以下のような参考書で使い方を覚えましょう。
Summary
最後に、上記に書いた方法はあくまで短期間に点数を100点前後まで無理矢理アップさせる方法であって、これを実行したからといってネイティブの英語が聴き取れるようになったりペラペラ喋れるようになったりはしません。
英語使えるようになりたいから海外の大学行きたいのに、その為に英語の試験のスコアが必要というHoly shitな状況を憂いてスコアを無理矢理上げる方法を書いたまでです。
海外留学の為の奨学金については 海外留学奨学金:国内まとめ をどうぞ。
ご指摘等あればコメント欄に御願いします。それでは(`・ω・´)ノシ
筆者ほど天才じゃないから,Suppose,the haywire logical statement set in mind didn't work,
返信削除是非スコアーをあげる方法を詳しく教えてください。
返信削除パワーシソーラス(https://www.powerthesaurus.org)は、作家が作家のために開発したオンラインの簡単な英語シソーラスです。
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