2012-03-16

ヤバい統計学というヤバそうな本を読んでみた

ヤバい統計学

オススメ度:★★★★★★★★☆☆

Amazonレビュー:4.2/5.0 (9件)

新品価格:¥1995

第1章 ファストパスと交通渋滞
第2章 ホウレン草とクレジットカード
第3章 大学入試とハリケーン保険
第4章 ドーピング検査とテロ対策
第5章 飛行機事故と宝くじ

買ってはいたんですが、以前から各章を流し読みするだけだった『ヤバい統計学』をちゃんと通して読んだので書評でも。

大学教養レベルの統計の知識があれば誰でも読める本。すなわち文系でもスラスラと読める本。各章では「平均と分散」「相関関係と因果関係」「グループ分けのジレンマ」「2種類の誤りの関係」「超低確率」あたりがテーマになっているのだが、難解な統計用語は可能な限り排除されており、統計学に苦手意識がある人でも読めるように工夫されている。すべて実話に基づいたストーリー形式であり、統計学を勉強していると言うよりは物語を読んでいるように感じられた。

ディズニーランドにファストパスが導入されたのはナゼなのか?
高速道路の交通量制限の意味は・・・?
大腸菌に感染したホウレン草の出所を突き止めることは出来るのか?
金融機関が人にお金を貸す時の判断材料は?
受験者全員にとって公平で平等な試験問題とは何なのか?
海岸沿いに住む人は内陸部に住む人に援助してもらっている、、、?
間違ったシロ判定と間違ったクロ判定とは?
テロリストを1人捕まえるごとに善良な市民を1000人牢屋にぶち込んでしまう?
途上国の飛行機よりも先進国の飛行機の方が本当に安全なのか?
宝くじにまつわる不正とは?

1つでも気になるテーマがあれば読んでみることをオススメします。英題は「 Numbers rule your world 」と中々にカッコイイのに、『ヤバい統計学』っていう邦題のせいで損している感が否めないほど面白い本なので・・・。

それじゃー(´・ω・`)ノシ


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