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2013-12-29

2013年振り返って

2013年のまとめ、今日やっておきます。

というのも、明日から1週間程ニューヨークに行って新年カウントダウン&観光してくるので、ブログを書く時間が取れそうにないからです。



2013年は「就活」と「論文」に多大な時間を注いだ1年でした。それぞれについて後日、別エントリを書こうと思っている程に大きなテーマなので、今回は軽い総括だけを…。

就活
僕は当初 資源メジャー と呼ばれる多国籍企業への就職を考えており、色々とリサーチし、準備万端の状態で望みました。結果的にオファーは貰えたものの希望していたポジションとは違うオファー。悲しみが勝りました…。
しかし、捨てる神あれば拾う神あり。日本の某資源企業から良いオファーをいただき、来年からはそちらで働かせていただくことになっています。身を粉にしてサラリーマンさせていただくSHOZON。
ただ、ここに仕事のことは一切書かないので、ブログは相変わらず英語・読書・映画・留学関連の話題で埋め尽くされると思います。


論文
論文は夏にテーマが決まり、卒業までに明らかに時間が足りないながらも日夜執筆しています。就職後にも役立ちそうなテーマで、やる気は十分。研究仲間にも教授にも恵まれているので、良い論文が書けると思います。

今は論文について何も考えたくないというのが本音なんですけどね。



それではではでは、みなさま良いお年を(´・ω・`)ノシ

2013-10-22

幼少期を海外で育つ日本人

カナダとアメリカとイギリスで中学校低学年ぐらいまで生活して、日本に帰った友人(男はハーフ、女は日本人)と話してて分かった事。



海外で育つ日本人は日本語の現地補習校に通わされる人が多い(そうでない人ももちろんいる)。
こっちで生まれた日本人よりも幼少期や少年期に親の転勤などで来る人の方が多い。
基本的に学校では民族ごとのグループが出来上がる。日本人・韓国人・中国人は同じアジア人だけど、互いに排他的でそれぞれ鉄の結束がある。
結局は日本企業に就職or日本に帰って外資で仕事する人の方が多い。
英語が喋れるアドバンテージよりも、日本語の流暢さや敬語の使い方などのディスアドバンテージから日本語能力に関して劣等感を感じている人も結構いる。
結果、日本に帰った後に日本語と英語を混ぜて使う事で「帰国子女」っぽく振る舞ったりしている人もいるが、彼等は彼等でそういう闇を心に抱えている場合があるのを分かってあげて欲しい。
司馬遼太郎の本とかは難しい漢字が多くて読むのに苦労するらしい。
日本人が意見をハッキリ言わないのには本当にイライラするらしい。
「何か英語喋って。」って言うのやめて欲しい。
英語を喋ると「フゥー」とか言って囃し立てるのはリアクションに困るのでやめて欲しい。
文法とかは自然に出来ちゃうから「なんでこうなるの?」とか聞かれても困る。
日本人が一般的に海外でモテるとかそういうことは別に無い。日本人が好き!みたいな人もいるけど、それは別にどの民族でも同じ。ブラジル人フェチもいれば韓国人フェチもいる。
居酒屋の席料とかお通しとか意味分からんからやめて欲しい。
日本の大学生は勉強してなさ過ぎって言われてるけど、高校生まで勉強しすぎだから良いバランスだと思うらしい。
時々、日本人でもどこの国の人間でも無い自分に気付いて辛いらしい。
帰国子女=巨乳では無いということを日本国民に今一度周知して欲しいらしい。(切実)
こっちが日本語で話してるのに英語で話されるの辛い。
色んな場面で、用紙に名前が収まりきらないことが良くあるらしい。
日本のAmazonは届くの早過ぎ。
日本の飯は旨すぎ。

以上。

2013-10-03

鉱山技師(Mining Engineer)の給料について

学内で鉱山会社の就職説明会があって、給料について言及されていたので備忘録的に書き留めておきます。日本では中々知る事の出来ないMining Engineerの給料についての情報源としてお使い下さい。

職務経験の無い学部卒業生あるいは修士卒業生は基本的に似たような扱いで給料も似たようなものになります。この場合、EIT(Engineer In Training)として雇われて、初年度の給料は以下のモデルケースのようになるそうです。

Base salary: $72,000
Bonus: $7,200 (depends on the performance, in this case 10% of base salary)
Relocation: $10,000
Contribution for pension: $6,480
Total: $95,680

ということで、1年目の給料は現在の為替で約900万円です。



一時期より下がったとはいえ、まだまだ高給ですね。投資銀行よりは低くて、コンサルよりは高いぐらいでしょうか。その代わり鉱山街に住まないといけませんが…。ただし、労働時間は週35時間(平日のみ)に明確に制限されていて、夏休みもまとめて20日、加えて有給休暇を年間25日、強制的に取らされるので労働場所以外はホワイト企業。Mining Engineerがカナダとオーストラリアの若者の間で人気なのも納得ですね。ちなみに基本的に給料や福利厚生は大手企業間でcompetitiveになっているので、どこも同じようなものです。

もちろん経験は評価されますが、日本みたいに歳を取ったら自動的に出世していくというわけでは無いので、3年目以降の給料はその人自身の実力によります。良いポジションをゲットできれば給料もポジションに併せて上がっていきます。ただ、こちらではエンジニア(理系)の方がいわゆる文系職より一般に給料が高いので、エンジニア→マーケターのようにポジションを変えると、役職が上がっても給料が下がる場合が多々あります。

それ以外に大きな鉱山会社での給料を決める要因としては、どの鉱石に関わっているかが重要になってきます。最近だと鉄鉱石・亜鉛・オイル・ガスのエンジニアのボーナスが高くて、金・マンガン・カリウムあたりはボーナスが少なめです。これに関しては市場の影響をモロに受けて決まるので、本人の実力はあまり関係ありません。運です。

エンジニアとしてずっとやっていく場合、順調に出世すれば35歳(10年目)で手取り2000万円ぐらいに達するらしいです。

さっさと稼いで45歳ぐらいでアーリーリタイアしたいものですね。それでは(´・ω・`)ノシ

2013-08-07

カナダ1周年

どうやら8月1日でカナダに来てからちょうど1年経ったようです。



2013-03-18

Master Thesis Topic決定

3月になってから気温も暖かくなり、晴れの日が多くなってきたバンクーバー。


Aerial photo of downtown Vancouver: from 2012 CUPC

中間試験も終わり、海外での大学院生活にも随分慣れてきた。先学期は2つしか講義を取らなかったのに対し、今学期は4つも受講しているせいで課題・実験・予習・復習の量が先学期と比較にならない。

そんな中、受講している講義"Processing of Precious Metal Ores"という授業で感じた事を一つ。

この授業はその名の通り、金・白金などに代表される貴金属のプロセシングを扱う。元々、マテリアル出身ゆえ貴金属の抽出の化学反応などはある程度分かっているからこの授業はスルーかなと思ってたけど、教授に薦められたので受講。

驚いたことに、確かに化学反応は理解していたけど
・物理的に溶液がどのようにプラントの中を進んでいくか
・反応前後で溶質はどのような状態か
・溶質粒子はどのような大きさの分布を持っているべきか
・溶質はどのように溶液の中に投入されるのか
・反応後の溶質をどのような機械プロセスで取り出すのか

ということを全く分かっていなかった事に気付かされる。



The mineral processing operation at Caiman™: from Caiman


恥ずかしながら「ふん、Processing Engineerなんぞ。」という気持ちを抱いていた部分があったんだけど、この授業でその気持ちは完全に消滅。Processing Engineerスゴイな、と。



閑話休題



修士論文のテーマがある程度決定。順調に行けば期末試験後の5月からスタート。

手始めにこれ読んできて、って渡された本が600ページ超えてて早速涙目なんだけど、これぐらいサラサラ読めなくて何が大学院生だろうかという事で今日から通読開始。

Reliability and Statistics in Geotechnical EngineeringReliability and Statistics in Geotechnical Engineering
Gregory B. Baecher,John T. Christian
Wiley
Amazonで詳しく見る

Risk Analysisとか統計でジコジコやるのは趣味じゃないんだけど、やるしかないな…!!!

そんじゃ。

2013-02-05

大規模インフラと小さな最先端 | 技術の選択

先日、とある資源メジャーの副社長の方が大学で講演した時のお話。

簡単に言うと「鉱山から出る廃棄物を環境に優しい方法で捨てる新技術を10年ほど前に開発しました」という内容だったんですが、質疑応答の際に

「なんで10年も前に開発されたその新技術がまだほとんどの鉱山で使われてないんですか?」

という質問が出ました。それに対する副社長の答えが中々に興味深かったのでここに記しておきます。


良い質問ですね。実はその質問を受けるのは今回が初めてではありません。鉱山関係者では無い方々もここにはいらっしゃるようなので、今日は鉱山以外の例で説明してみようと思います。みなさんの好きなシリコンバレーの企業を使いましょう。
皆さんも良く使っているであろうYahoo!を思い浮かべて下さい。Googleでも構わないんですが、友人がYahoo!で働いてるので今回はYahoo!で説明したいと思います。あのような非常に大きな会社の大きなサービスにはたくさんの人が関わって運営しています。それぞれにバックグラウンドの異なる人達が世界中から集まってきて1つのサービスを作っています。そのような場で最新技術を標準採用した場合どうなるでしょうか?まず、そのような最新技術にキャッチアップしている人間が少ないという問題があります。ラーニングコストはキャピタルコストと違って、組織に対して突然大きなコストを強いるとパンクします。次に、もし問題が起こった場合の対処法が確立されていません。デバッグが出来ないのです。インフラの性質を帯びた大きなサービスというのはデフォルトした時に大変な被害が出ます。Yahoo!が落ちても死人は出ませんが、鉱山の場合は死人が出ます。そのため、万人がある程度は理解している事が保障されていて実証データも十分にありデバッグの容易な枯れた技術を使うという事は大きなサービスにとっては必要条件なんです。
最先端の技術を標準採用するのは、能力の高い人間だけを少数集めたベンチャー企業のやることです。我々も小規模な鉱山で十分に安全性を確保しながら実験を進めていますが、やはりそのような最先端技術の実証データはベンチャー企業の方々や小規模実験が生み出していく事が多いのです。そういうわけで、件のような最先端技術は大規模な鉱山ではまだ採用されていないのですが時代の経過とともにその数は増えていくでしょう。技術というのは革命とでもいえる物でない限りは突然普及したりはしません。技術をマネジメントし普及させるための様々なツールや方法論が確立され、あらゆる新技術において普及までに要する時間が短くなってはいますが、それでもやはり新しいiPhoneが出るたびに買い替えるようなペースでは進まないのです。



という内容でした。(もちろん英語で聴いたものを日本語に直しているので多少変な部分はありますが…)

巨大なIT企業の例が万人に分かりやすいのかはいささか不明ですが、日本に限らず最近の大学生はIT企業にやたら詳しかったりするのでチョイスしたんでしょう。講演の序盤に「なんで君達はIT企業がそんなに好きなの?」みたいな一幕もありましたし。

何はともあれ、大人数が関わる大規模な「開発」というものには業種が違えど共通する部分があるんだな。ということを理解できた楽しい講演でした。こんな物知り上司と働きたい。

P.S.
Gunosyの3160万円の資金調達のニュースもあり日本ではデータマイニングが大人気なようですが、農業の次に古い産業である鉱業(マイニング)から学べる事もたくさんありそうです。





2012-12-30

純ジャパ留学2012

2012年8月からカナダはバンクーバーに旅立ち、ブリティッシュコロンビア大学(The University of British Columbia)で工学修士として勉強しております。

先週期末試験も終わり日本に一時帰国しているので、この暇を生かして留学して感じたことをまとめておこうかなと思う次第です。実際に留学した時に「これやって良かったなー」「もうちょいこうすれば良かったなー」ということを書こうと思います。





日本人の少ない寮に住む

普段生活する場所に日本人が多いと学習環境としてはデメリットの方が大きい筈です。生活で必要になる英語はネイティブとの会話で学びましょう。彼らから語彙・話題・アクセント・話すスピード全てを盗むのが英語上達の最短経路なのは間違いありません。
僕は「飯が出る」という理由でたまたま大学院生専用の寮に住むことにしたのですが、これは当たりでした。日本人の多くは交換留学生として学部生時代に半年〜1年ほど留学するだけですので、大学院生専用の寮には日本人はほとんどいません。僕の寮は日本人は120人中2人だけでした。



日本好きな外国人達との繋がり

欧米圏の大きい大学の場合は、大学内に必ずアジアクラブやジャパニーズクラブといった、日本の大学で言うところのサークルが存在します。そこにいる外国人達は基本的にアジア・日本大好きな方達ですので、僕達にとても優しく、アジアや日本について色んなことを質問してきます。彼らと会話するうちに、自分の国のことを英語で上手く説明できるようになり、また多くの場合はランゲージパートナー(自分が日本語を教えて、向こうが英語を教えてくれる)になることができます。日本語というのは欧米人にとって非常に学習コストの高い言語であり多くの会話は英語で行われることになるので、日本人としてはランゲージパートナーとの会話のメリットはとても大きいです。



ディスカッション形式・プレゼン形式の講義

日本の大学のような「大教室で一方通行」な講義を取るのもまぁいいですが、1学期に1つはディスカッション・プレゼン形式の授業を取りましょう。
ディスカッションやプレゼンというのは、ネイティブ以外にとっては結構なストレスなのですが、英語で会話する力はすごく伸びます。特に、英語が母語じゃない人達がそれぞれの訛りで積極的に発言する姿勢は見習うべきだと感じました。



コミュニティーに貢献する

カナダは日本と違って、いつも一緒にいるコミュニティーがあってその人達と仲良くするというよりは、色んなコミュニティーに所属してそれぞれに少しずつ顔を出す人が多いです。その際、みんなに自分を覚えてもらうために○○に立候補したり、イベントを企画したり、どんどん知らない人に話しかけたりして積極的にコミュニティーに貢献しようとします。日本人だとちょっと引いちゃうくらいの勢いでみんな張り切るので、その人達から見ると「日本人は無口、おとなしい」と思われるわけです。たくさん友達を作って、楽しい留学生活を送るためには積極的にコミュニティーに貢献するようにしましょう(反省)。



コメディードラマ

これは事前学習としてやっておいて良かったなー、というものです。僕は向こうに渡る前に  Big Bang Theory というアメリカドラマを見ていたのですが、これは欧米人の笑いのセンスを知る上でスゴく勉強になりました。「あぁ、こういうとこで笑うのね。」と。日本で長いこと暮らしていると「え、なんでそこで笑うの?」と感じることは多々あると思うので修行しておきましょう。他にもちょっと古いですがフルハウスや、CBCの 22 Minutes などもオススメです。


こんな感じでしょうか。まだ留学始まって5ヶ月なので大したこと書けませんでしたが、半年以内の留学をする人には役立つと思います。

それでは、良いお年をー(`・ω・´)ノシ

2012-10-10

鉱山工学と資源工学の良書

今日は鉱山工学の良書を紹介します。他の工学分野でも、最良の入門書が最終的な良書であるように、鉱山工学でも入門書がバイブルとして扱われています。

入門書
Introductory Mining EngineeringIntroductory Mining Engineering
Howard L. Hartman,Jan M. Mutmansky
Wiley
Amazonで詳しく見る
情報が少し古いのですが、Miningの歴史と主要な採掘方法(Surface miningやUnderground mining)をカテゴリー別に詳しく解説してくれています。時々「詳しく書き過ぎだろ!」と感じますが、Stripping ratioやDilutionなどの基本的な用語の定義や計算時の使用方法なども収録しており初学者に欠かせない一冊です。というか、欧米の大学のMining Departmentの初学者は必ずこの本を使いますので、資源関係の職(それこそ資源メジャーとか)を考えている人は必読です。


プロセシング
The Chemistry of Gold ExtractionThe Chemistry of Gold Extraction
John O. Marsden,C. Iain House,Iain House
Society for Mining Metallurgy
Amazonで詳しく見る
金に限らず、多くの金属では鉱石を掘り出した後に、それらの鉱石を細かく砕き(反応表面積の増加)、溶液等を用いて金属を抽出し、溶液中に抽出した金属を還元して(固体に戻して)回収し、不純物や有毒物質を除去しなければなりません。この本では 金 (gold) を例にとってその様々な方法が解説されています。掘り出した鉱石中に含まれる金の純度や、その金と共にくっついている他の元素によって、金を取り出すまでの処理方法は実に様々。なぜそれぞれ違う方法を使わなければならないのか、これを理解する事によって、金属を掘り出した後のプロセスも深く理解する事が出来ます。


リスク評価
Reliability and Statistics in Geotechnical EngineeringReliability and Statistics in Geotechnical Engineering
Gregory B. Baecher,John T. Christian
Wiley
Amazonで詳しく見る
鉱山には多くの施設があります。露天掘りされた鉱山そのものや、水を貯めておくためのダム、金属を抽出し終わった後に残る鉱滓(こうさい)を貯めておくための鉱滓ダムなど…、それらの施設の安全性・危険性を評価するための統計学的な手法が綺麗にまとまってあるのがこの本。Event TreeやFault Tree、Subjective ProbabilityやMonte-Carlo Simulationなどの現代のリスク評価には欠かせない手法に加え、Factor of safetyなどの指標、またそれらにどのように不確実性というものを取り入れていけばいいかという事を解説してくれています。数学的には少しチャレンジングなので、数学・統計学の参考書も併せて買うと良いかもしれません。少なくとも、統計学は下の本を買って通読するぐらいはしておきましょう。
統計学入門 (基礎統計学)統計学入門 (基礎統計学)
東京大学教養学部統計学教室
東京大学出版会
Amazonで詳しく見る


マネジメント
Strategy Safari: A Guided Tour Through The Wilds of Strategic MangamentStrategy Safari: A Guided Tour Through The Wilds of Strategic Mangament
Henry Mintzberg,Joseph Lampel,Bruce Ahlstrand
Free Press
Amazonで詳しく見る
巨大資源企業は往々にして多国籍企業で、内部で働く人間も様々なバックグラウンドを持っているのでマネジメントが非常に大変です。マネジメントに関してはたくさんの本があると思うのですが、UBCの鉱山工学科では代々Mintzbergのマネジメント論が支持されていますので紹介しておきます。日本語にも訳されているみたいですね。
戦略サファリ 第2版 -戦略マネジメント・コンプリート・ガイドブック戦略サファリ 第2版 -戦略マネジメント・コンプリート・ガイドブック
ヘンリー ミンツバーグ,ブルース アルストランド,ジョセフ ランペル,齋藤 嘉則
東洋経済新報社
Amazonで詳しく見る


会計・プロジェクト評価
Finance for Engineers: Evaluation and Funding of Capital ProjectsFinance for Engineers: Evaluation and Funding of Capital Projects
Frank Crundwell
Springer London
Amazonで詳しく見る
これは特に鉱山工学というわけではないのですが、あるプロジェクトがあった場合にどうやってそのプロジェクトの価値を評価し、2つ以上のプロジェクトがある場合にはどうやって優先順位をつけるか、また会計的にはどうなるのか、キャッシュフローの捉え方は?といったような、マネージャー層に上がるためには必須となる知識を解説してくれています。ここら辺は日本語でも良い参考書がたくさんあるので日本語で勉強してもいいかもしれませんね。


といった感じです。また折を見て追記していきたいと思います。(2013年9月17日に追記)

2012-10-01

UBC Career Forum

UBCのキャリアフォーラムに行ってきました。日本で言うところの合同企業説明会と特に変わりはなく、たくさんの企業がブースを出していて学生はそこに行って話を聞くというスタイル。日本と違うのは学生が社員に質問しまくるところと、Facebookみたいな超巨大企業がブース出してるところ。

僕はまだ修士1年目なので行く気は無かったのですが、同じ学科の友人が「Mining関連の企業いっぱい来てたよ。」と言うので顔を出してみました。実際に行ってみると確かに50%ぐらいはMining関連の企業。さすが資源大国カナダ。かねがね、僕が働いてみたいと思っているRio TintoGordcorpBarrick GoldなどのMining Companyが来ていて大興奮でした。社員の方と話ながら「あぁ、この前まで日本に居たのに、今はカナダにいてカナダで就職しようとしているんだな。人生何が起こるかわからんね。」と少ししんみり。物思いに耽りながらもたくさんのブースを回って、合同企業説明会でおなじみの企業グッズを手に入れてきました(笑)

(写真クリックで拡大)

そろそろ中間試験も近づいてきた事だし、10月も始まった事だし、気合い入れ直して頑張りましょうかね。ちなみにバンクーバーはついに雨期に突入して肌寒くなってまいりました。セーター買わないとなぁ…。

それでは(´・ω・`)ノシ

2012-09-10

ついにUBC留学記になりました

始まりました。UBC留学。

入学してからは初めてのブログ更新なので、この記事から真の意味でのUBC留学記になりますね。感慨深いです。

基本的な事から書いておきますと、UBCの新学期(2012年)は9月4日からスタートします。しかし、8月30日あたりからInternational Student向けのガイダンスやGrad Student向けのオリエンテーションがスタートするので気をつけましょう。学期はTerm 1(9月〜12月、11月まで授業で12月が試験期間)とTerm 2(1月~5月、4月まで授業で5月が試験期間)で構成され、5月後半〜8月最後までは夏休みとなります。夏休み長っ!!と感じると思いますが、日本で言うところの春休みと冬休みが無いんです。なので年間の休みの期間は日本の大学と変わりません。ちなみに、Term 2は1月2日から授業が始まります。日本では考えられません...。

授業についてのお話。僕は学部時代を日本の大学で過ごしていますが、1年生の時は月〜金の25コマ中18コマぐらいがそれぞれ違う授業で埋まっていたのを覚えています。しかし、こちらでは学部生は多くとも1学期当たり5コマ、修士は2〜3コマです。というのも、1コマ取るとその授業が1週間のうちに何回も何時間もあるんですね(´;ω;`)宿題もいっぱいでるし、ディスカッションベースの授業だと予習してこないと全く喋れなくて不合格になるし、1コマ1コマの負担の大きさは日本の比ではありません。あと、こちらの授業は朝早くからあったりします。7時30分開始とかあります。僕はキャンパス内の寮に住んでるのでいいですが、オフキャンパスに住んでる人はどうしてるんだろう、、、。ちなみに、授業に飲み物とか食べ物とか持ち込んで構いません。みんなスタバのコーヒー飲んでたりバナナ食べてたりします。不思議。



とまぁ、一般的な情報はこれぐらいにして、少し個人的な話でも。
9月頭にsupervisor(日本の大学で言うところの自分の研究室の教授)に会って、色々と話をしてきました。まず驚いたのがこちらの教授は卒業後の進路まで見据えて、授業選択や研究テーマ選択についてアドバイスをくれます。僕の場合は
Masterで卒業するのか、Ph.D.を取る事を考えているのか
将来はどういう職業に就きたいのか(具体的に会社名まで)
を聞かれ、「今のところMasterで卒業して、いちど資源業界で働いてみようと思います。その上で、Ph.D.やMBAの取得が必要だと感じたらもう一度大学に戻ってきたいです。会社としてはBHP billitonやRio Tintoのようなホールプロセスに携われるような資源メジャーへの就職を考えています。」と答えたところ「それじゃあ、こういうコース選択をした方がいいよ。なぜなら......」と、資源業界内のアレコレと流行り廃り、日本人として資源業界で仕事するとはどういうことか、というお話をしてくださいました。流石、資源業界に40年近く携わっているだけあってinformativeでhelpfulな語り。また先生自身もPh.D.を取得しているのでアカデミックな部分のフォローも参考になる。ちなみに、ヨーロッパの金融危機の煽りを受けて資源業界がお通夜ムードなゆえに多くの教授がファンディング(資金繰り)に苦労して学生を取れない中、うちの教授は修士2人にPh.D.1人を新しく迎え入れれるリッチさも兼ね備えています。ビジネスマンとしての才覚もあるというか何というか、自分を売り込むのと喋りが上手なので企業からのファンディングがしっかりつくんですね。話がそれました。

とりあえず、就職への視点は日本とこんなにも違うのか…と感じました。もちろん僕は日本の学部時代の教授には感謝してもしきれないぐらい感謝していますし、日本の就職活動に教授がどちらかというとクビを突っ込まないことに関しては何の文句もありませんが、やはり教授が支えてくれるというのは素晴らしいですね。(まぁ、就職活動の時に良くしてもらえるかは、僕のこれからの成績の良さと研究活動の熱心さによるわけですが。)日本の大学が就職予備校化せずに、アカデミアとしての機能も果たしながら就職まで含めた進路選択を模索できる場所になることを願うばかりです。

閑話休題。

次は寮のお話です。僕は現在、UBCのキャンパスの中にあるGreen Collegeという寮に住んでいます。ハリーポッターに出てきそうな古風な造りの寮で、平日の朝晩の飯付きで1050CAD/month(月84000円)。シングルルームの場合もスプリットルーム(2人部屋)の場合も自分の部屋は11畳。スプリットルームの場合は1階が共用部屋と共用シャワー・トイレ、2階が廊下とそれぞれのプライベートルームで、共用部分の広さは全部併せて20畳ほど。学生が住む部屋にしては日本では考えられないぐらい広いです。留学生は基本的に荷物も少ないし、余計に広く感じてお金持ちになった気分。

また、Green Collegeは大学院生専用の寮なので、undergrad(学部生)が騒いでて寝れねぇ、、、なんて事態もありません。アカデミックなものもノンアカデミックなものも含めてイベントはかなり多いですが…(9月はほぼ毎日寮のイベントがあって大変)。ルームメイトはフランス語と英語バイリンガルのカナダ人でめちゃくちゃ良い人。寮の色んなcommitteeのオーガナイザーも務めててすごく頼りになります。英語が苦手な僕も、ルームメイトが彼であるがゆえにガンガン話しかけていけるので助かっています。




最後に日本人としての雑感でも。UBCはアジアの大学じゃないの?と揶揄される事もあるぐらい、アジア人が多いと聞いていましたが、実感としてはそうでも無いなと。確かに欧米の他の大学に比べるとアジア人は圧倒的に多いです。だけどまぁ半分以下だし、ほとんど中国人だし、、、、といった感じ。日本人は圧倒的なマイノリティーです。しかも日本人が居たとしてもこっちで育ってるとか帰国子女とかが大半で、日本で20年近く育ってきました。なんて人はまずいません。なので英語が喋れない日本人は死にます。僕です。

もし、このブログを読んでる英語苦手な純ジャパの方でUBC (に限らず海外大学院) への留学を考えている方がいたら「とりあえず英語喋れるようになってからにしよ?」とアドバイスさせて欲しいです。女の子なら何とかなると思いますが、男の子はもう無理です。鉄の意志と鬼の覚悟が無いと無理です。地獄を見ます。それでも俺は行きたいんだ!!という僕のような奇特な人のみどうぞ。

あぁ、海外大学院とはかくも険しき道よ…。



業なかばで倒れてもよい。

そのときは、目標の方角にむかい、

その姿勢で倒れよ。

坂本龍馬




それでは(´・ω・`)ノシ

2012-08-07

バンクーバー到着

日本時間8月1日16時に出国し、カナダ時間8月1日10時にバンクーバーに到着しました。

ついに来てしまったか、という感じです。日本出国の当日の昼ですら「おれ本当にカナダ行くのか?」と思っていて全く現実感が無かったのですが、紛れも無い現実でした。YVR(バンクーバー国際空港)に到着し、旅行者の方々やカナダ人の方々が手荷物を受け取って次々と立ち去る中、単身で移民カウンターにビザ審査に向かう時は特に「あぁ、ここに長いこと住むんだ、、、。これは現実だ。現実怖い。」と感じました。

そんなこんなでビザも無事にパスポートにガッチャンコしてもらい初日のホテルに向かったわけですが、何とそこで今日はイングリッシュベイで花火大会があることが判明。これは神の思し召しに違いない。ってことで、買ったばかりのデジタル一眼の威力を試す意味も兼ねて行ってきました。


大きな地図で見る

イングリッシュベイに着くと、そこはリア充に埋め尽くされた死の浜辺でした。いいですか、日本のリア充なんて話になりません。海外のリア充は桁違いです。みなさん日本では考えられない開放的な格好で絡み合っておられました。そこら中で酒を飲みまくり、騒ぎまくり、歌いまくり、もう何なのこいつら。友達なんか1人もいない僕は「おれはこのデジタル一眼で花火を撮りにきたんだ。遊びに来たんじゃない。」と見え透いた強がりで1人微妙な位置で花火を撮影していました。この感覚、1人で行ったハリウッドを思い出すぜ(涙)。

そんなこんなで1人で撮影した甲斐もあって、初めてのデジタル一眼での撮影だったのですが「ISO、シャッタースピード、F値」などをいじくり回して花火の写真が撮れました。来年は友達と来よう(遠い目)。


現在(8月7日)は、初日のホテルも去り、次のユースホステルも去り、2つ目のユースホステルの食堂でこの記事を書いてます。このホステルでやっと友達も出来てバンクーバー生活楽しくなってきたところです。まぁ、明後日からコロラドに遊びに行くから彼とはお別れなんだけどね。また、生活にゆとりが出てきたら書こうと思います。

ではでは(´・ω・`)ノシ