2014-01-15

海外就活の基本情報

そろそろカナダでの就活経験をここにまとめておこうと思います。

ここに書かれてある情報はカナダで2013年に主に資源業界で就職活動した筆者の経験をベースに書かれていますので、かなりバイアスがかかっている事をご承知の上で読み進めて下さい。



就活時期
日本みたいに新卒一括採用してみんなを同じ時期に採用!!ってやってる企業は少ないので、基本的には需要ベースで人材を募集しています。

このポジションの人が転職・辞職したから、このポジションやれる能力のある人募集中!みたいな感じです。


新卒 or 中途
上記を踏まえると「大学卒業したばっかりの人はチャンス少なくない?」という疑問が沸き上がってくるかもしれませんが、その通りです。大学出たての人を募集しているポジションも確かにありますが、資源メジャーでも全カナダから20人以下とかで狭き門です。


(某英豪系資源メジャーの新卒募集要件。)

それに比べて、中途採用は異常に豊富です。working experienceが5年以上あるとどこの会社見てもたくさん募集があります。能力ベース・需要ベースで採用するとそうなるのは当然ですね。

説明会とかでその事について聞くと「我々はどんなに業界の景気が悪くなろうとも、大学を卒業したての新しい世代を常に採用している。彼らこそが私達の会社の未来を作っているんだからね。採用を絶やすわけにはいかないよ。」とか言われますが、社交辞令です。景気が悪いとクビをたくさん切りますし、採用も絞ります。


採用の流れ
あくまで僕が受けた企業ですが

1. webからapply

2. 性格診断みたいなテスト(web)

3. webテスト
verbal reasoningとnumerical testを受験。いわゆる英語と数学のwebテスト。数学は高校数学以下のレベルで簡単だが、英語はわりと難しい。

4. 電話面接
面接っぽい質問とかは特に無く、記入事項の確認ともう一回webテスト受けてねという連絡。

5. webテスト
数学(前回とほぼ同じ難易度)と物理(中学生レベル)を受験。

6. ビデオ面接
Skype的なもので面接。2人面接して、1人は人事、もう1人は技術者。質問は典型的なもの。

7. 最終面接(オフィスで対面)
3人の技術者と面接。質問クソ難しい。

面接の結果はこちらのエントリ:進路を参照して下さい。


必要な資質・能力

職種・職務ごとに必要な資質・能力が違ってくるのは当然として、その上で一般論として述べます。

1. 勤務経験
Related fieldの勤務経験があると最高です。こういうプロジェクトに関わってこういうポジションでこういう事をしたというのはアピールしやすい最高の情報です。

2. 学歴
勤務経験が無い場合は、学歴(と成績)があなたの実力を示す客観的情報となります。海外の大学に留学する場合は成績に気を配りましょう。採用担当は日本の大学の成績表なんかより、英語圏の大学の成績表を信用します。

3. 資格
例えば技術者ならPEng (Professional Engineer)などを持っていれば、あなたの実力を示す客観的なデータとなってくれます。

4. 言語
その国で話されている言語に加え、その会社がオペレーションを持っている国で話されている言語を喋れる場合はプラス材料です。


労働ビザや運転免許証
働き始めるまでに手に入る事が確実な場合はwebでのapply時点で「持っている」にチェックをしておいて、面接でその旨を伝えましょう。webからのapply時点で「持っていない」とすると、アルゴリズムで自動的に弾かれる(あるいは優先順位が低くなる)可能性があります。


まぁ、そんな感じですね。書いてみるとすごく当たり前の事になってしまいました。日本でも大体同じですね。海外の場合は日本より「現在の」能力を重視するので、私はこういう事が出来ます!!」というアピールとそのバックアップが重要になります。

次は海外企業の面接での想定質問集とかを書いてみたいと思います。それでは(´・ω・`)ノシ

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